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2018.10.10 (Wed)  13:18

2030年問題

 

2030年問題をご存知でしょうか?

2030年を迎える頃に日本が直面する色々な問題の事を指します。

原因の根本にあるのは、人口構造の変化です。

2030年には日本人口の1/3が高齢者となります。

地方では、都市部へ若者が流れていく為、都市部より深刻化していきます。

税収が減ることにより森林の手入れや私道の整備を

おこなう労働力を確保できないなど荒廃する地域も出て過疎化が進み、

都心部との経済格差が拡大することが想定されます。

 また、大きなリスクのひとつに高齢者の貧困の深刻化が想定されます。

皆さんもご存じのとおり、『年金』の問題です。

現在は現役世代が納める保険料が高齢者の年金受給に充てられる『賦課方式』となっています。

2014年においては一人の年金受給者を20歳~64歳の2.2人で支えていますが、2025年には1.8人に

減少することが財務省の試算で発表されています。

2030年代においてはさらに支える人数が減少し、受給世代が増加することから、

より逼迫した状況になるのは確実で、その為、受給年齢の引き上げや支給額の減額も想定されています。

その為、年金収入だけを頼りにしている高齢者の生活はダイレクトに影響を受ける為、

食費や住居費など基本的な支出をまかなうことも難しい状況になりえます。

他にも医療費の問題なども抱えており、今後、国の制度が変化していくことも十分考えられます。

医療の進歩により、平均寿命については今後延び続けていくことでしょう。

100歳まで生きることも珍しくない時代になるでしょう。

長く生きるということは、幸せなことでもありますが、同時に生きていくうえでお金もかかってきます。

対策としては、定年を過ぎても働ける環境に身をおいたり、最近よく言われている『自助努力』が

必要となってくるのではないでしょうか。

幸せな老後をおくる為に、私たちは自分で考え、主体的に動いていく必要があるのかも

知れません。

 

 

 

 

 

 

 

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