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2018.12.04 (Tue) 16:53
お歳暮事情
今年もお歳暮の季節がやってきました。
お世話になっている方への感謝の気持ちを込めて贈るものですが、
お歳暮の由来を調べてみると、
『 ~正月に先祖の霊を迎える御魂祭りのお供え物を
暮れに本家に届ける風習が、お世話になった人へ贈り物をする習慣へと変わった。~ 』
と書かれておりました。(語源由来辞典より)
年の瀬に、先祖の霊に塩鮭、するめ、数の子、塩ぶり、魚介類の干物などを供えるため、
嫁いだ娘や分家のものが本家に供え物を届けたのが始まりだそうです。
お歳暮を贈る時期については、関東では他の地域に比べて早いようですが、
12月上旬くらいから12月25日までが目安とされています。
最近ではお歳暮に興味がない人が増えてきたようで、お歳暮を贈る習慣が
減ってきたようですが、お歳暮一件あたりにかけるお金は増加傾向にあるようです。
それはお歳暮という儀礼的なものから、『 本当に贈りたい方に真心をこめて贈る 』というように
考え方が変わってきているからかも知れません。
他に考えられるのは”SNS”の普及です。
贈り物を受け取った際に写真を撮って、SNS上に公開する人が増えてきたことも
考えられます。
ひと昔前は、ビールやサラダ油、ハムなどがお歳暮の定番でありましたが、
最近では有名な菓子店の高級菓子を贈る人も増えてきたようです。
贈る相手のご家庭に若い世代のご家族がいらっしゃるなら喜ばれることでしょう。
形式にとらわれないお歳暮というのが今後増えて来るのではないでしょうか。
贈っても贈られても、お互い幸せな気持ちでいられるお歳暮でありたいです。