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お金の教育
最近、ネットで金融関係の情報収集をしていて気になった記事が
ありました。
お金に対する教育が日本と海外ではだいぶ違うというものでした。
日本ではお金のことを家庭や学校で教えることはあまりありません。
せいぜいお小遣い帳をつけたり銀行や郵便局に預けることくらいです。
金融教育なる授業も中学3年生からあるにはあるのですが、カリキュラムを組んで
積極的に時間を費やすまでには至っていないようです。
一方、アメリカやイギリスでは、お金のことを小学生から学びます。
お金の『 仕組み』、『役割』、『稼ぎ方』、『貯め方』、『使い方』、『殖やし方』などです。
お金と正しく向き合わせることで将来経済的に自立出来るように、
お金の使い方で失敗しないようにという教育的配慮があります。
金融リテラシーの発祥国であると言われているイギリスは、
非常にお金の教育に力を入れており、民間と国が連携する体制をとっており、
金融教育をおこなう教師に対しての支援(教育のサポートやアドバイス)を
地域のNPOがおこなっているそうです。
日本でもお金の教育の必要性を認識しているものの、
授業時間の不足や教員自身の専門知識の不足などが積極的な実施に
結びつかない要因となっています。
アメリカの高校ではお金の知識として、銀行、証券、保険、クレジットカードなど
金融機関の目的や違いから、金利商品、株式投資、投資信託、不動産投資、
債券投資、商品先物投資などについての基本知識を教えてくれます。
日本の学校では、『 損をさせない 』『 得た収入でいかに生活していくか 』
『 節約する 』ということは教えても、『 お金の殖やし方 』まで、
教えてくれるところは少ないのではないでしょうか。
その為、大人でも、『 投資 』や『 運用 』に対して抵抗がある人が多いような気がします。
知識が無いがゆえに、お金を失うかも知れない恐怖がそこにはあるのかもしれません。
日本の子供たちの為にも、金融教育のあり方について考えさせられました。