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フィリピン視察に行って参りました。
連日、フィリピンについて記事をアップしていますが、
今回、私も自分の目で確認したく視察に行って参りました。
東京の高層ビル群と変わらない光景ですが、このようなビル群がもう2つ程ありました。
マカティ、BGC(ボニファシオグローバルシティ)、オルティガスの3大ビジネス街です。
規模は東京よりも大きいのではないかという印象を受けました。
BGCの街の風景、発展途上国だとは、とても思えません。
このエリアは昔、フィリピン軍の駐屯地として利用されていて、
その場所を再開発しました。
現在は外国人駐在員が多く住んで、オフィス街、ショッピング街、高級ホテルがいくつも建ち並ぶ
近未来都市の様に様変わりしています。
マニラは、治安が悪いと言われていますが、ここBGCエリアでは日が暮れても
比較的安全な印象を受けました。
そして、感じたのは20代前後の若者がとても多いことです。
日本では『超高齢社会』ですが、フィリピンでは『超若者社会』です。
総人口に占める0歳~29歳の割合は60%を占めており、
国民の半数以上が30歳未満ということになります。
ホテルや店で働いてる人も街を歩いている人を見ても、
若者がとても多く、町は活気に溢れていました。
BGCから車で30分(渋滞の時は3時間)のエリアに行くと、
またそこにはBGCとは違う世界が広がっています。
町はゴミが散乱しており、まるで戦後間もない日本の様な光景でした。
街の人達の一般的な交通手段は、ジプニーと呼ばれる乗合バスの様なもので、
様々なデザインのジプニーが沢山走っていました。
こちらは、トライシクルというサイドカーの様な乗り物です。
今回の視察で私が感じたのは、フィリピンは急成長しているとは言え、
まだそれは極一部のエリアであり、それ以外のエリアでは整備は進んでおらず、
貧困の差が激しいということでした。
人口は増え続け1億人を超えたフィリピン、
若者に優先的に仕事がまわる為、仕事に就けない人も大勢いると言われています。
貧困をなくす為には政府の力が必要ですが、現地に住んでいる友人の話によれば、
政治家の賄賂問題も横行しているらしく、国全体の底上げは、まだまだ時間が
かかるとのことです。
まるで同じ時間に、令和と戦後間もない昭和の時代が共存しているかのような
不思議な国でした。