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2019.06.26 (Wed) 16:44
老後の2000万円問題
金融庁の有識者会議が、「公的年金だけでは老後に2000万円足りない」という
報告書を公表し、大きな批判を浴びました。
何故、ここまで大きな問題になったのか整理してみると、
・具体的な数値を公の機関が出したこと
・政府与党は報告書の受け取りを拒否したこと
・メディアが大きくとりあげ国民の不安をあおったこと
上記の内容が考えられます。
参院選前で、政治絡みの問題も見え隠れしてはいますが、
私達国民が不安に陥ってしまったのは、
『老後資金は やはり不足する』という現実を
つきつけられたことではないでしょうか。
少子高齢化で人口ピラミッドが逆転した日本の現状を
考えると、これからの年金制度は遅かれ早かれ破綻するのは
誰もが薄々わかってはいました。
医療の発展と共に平均寿命は延びています。
それに伴い、資産寿命も延ばす必要があると思います。
それが、定年退職後の就労であったり、年金受給の繰り下げだったり
方法はいくらでもあると思います。
『2000万』という金額だけに注目してしまうと、とても不安になりますが、
知ることの怖さより、知らないことの怖さの方が、危機感を感じます。
2000万という数字にとらわれ過ぎないことも大切です。
人それぞれライフスタイルは違います。
自分の老後は、この位の収入があって、これ位の支出があるだろうと
試算してみて、その上で不足分をどうするか、少し働いて収入を得よう、
今あるお金で運用しよう等、自分で検討してみたり、
専門家に相談してみるのも良いかも知れません。