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2019.07.03 (Wed) 17:05
七夕
『五節句の一つ。天の川の両脇にある牽牛星と織女星とが年に一度相会するという、
七月七日の夜、星を祭る年中行事。中国由来の乞巧奠(きこうでん)の風習と
日本の神を待つ「たなばたつめ」の信仰とが習合したものであろう。
奈良時代から行われ、江戸時代には民間にも広がった。
庭前に供物をし、葉竹を立て、五色の短冊に歌や字を書いて飾りつけ、
書道や裁縫の上達を祈る。 七夕祭。銀河祭。星祭』
出典:広辞苑(岩波書店)
もうすぐ七夕です。
この時期になると街の至る所で、色とりどりの短冊がついた笹の葉を
見かけ、「今年は雨は大丈夫かなぁ」 と、おり姫とひこ星が
ちゃんと出会えるか思いを馳せます。
たしか、このような言い伝えだったと思います。
~神の娘、機織りのおり姫と働き者の牛飼い、ひこ星が
結婚をして仲良く暮らしていましたが
ふたりが楽しさのあまり仕事をしなくなり、怒った神様がふたりを引き離してしまいます。
深く悲しんだふたりを見かねた神は、1年に1度、7月7日にだけ会えるようにしました。~
現実的に考えたら、とても切なくなるような物語ですね。
現代にもいえることですが、人は、楽な方に楽な方に
自分の身を置いてしまう傾向があります。
その結果、思わぬ方向に人生が向かってしまい、
気付いた時には時すでに遅しで、後悔や反省を繰り返します。
遠い昔から現代と同じような事が起こり、教訓として
物語となって語り継がれるとはなんとも不思議なものです。