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2021.06.22 (Tue) 13:11
紫陽花の色について
先日、平日の仕事の時間よりも早く家を出て
鎌倉へ行ってきました。
混雑を避けるために朝一で長谷寺へ。
目的はもちろんこの時期といえば「紫陽花」です。
長谷寺にはこの時期、有料で入られるあじさい路があります。
朝一番でしたので、待ち時間もなくスムーズに入ることができてよかったです。
あじさい路には色とりどりの紫陽花が一面に咲き誇っていました。
長谷寺には同じ場所で写真のように様々な色の紫陽花があります。
どうやって花の色が変わっているのか…それは、土の酸性度によって変化するそうです。
紫陽花の色のベースとなるのが「アントシアニン」という色素になるのですが、
土の中に含まれる「アルミニウム」が紫陽花の根に吸収され、
花の中に含まれている「補色色素」と結合することで色が変わるそうです。
一般的には、酸性=「青」・中性=「紫」・アルカリ性=「赤」の紫陽花に変わります。
日本は火山大国であるため酸性の土壌が圧倒的に多く、青色の紫陽花が多いのだそう。
しかし、アルミニウムが吸収されないと「ピンク色」になります。
つまり、たまに見かける赤紫~赤の紫陽花は老化して根からアルミニウムを
吸収できなくなってしまった紫陽花なのです。
また、「白」の紫陽花もありますが、それはもともとアントシアニンを持っていないため、
土の影響では色が変化しないそうです。
土の管理をすれば、自分のしたい色に変えられるとなると面白いですよね。
(おまけ)お地蔵様もマスク。